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東京スポーツ整形外科学会参加(東京医科歯科大学)
テーマ「野球肘」

この学会では医療現場で診断をする整形外科医、それを元に治療を行う理学療法士、そして
現場で復帰に向けトレーニングを行うトレーナーなど他職種が集まりました。

内容は講師3人による講義、その後に3つの立場のあるべき姿とその連係の重要性についての討論でした。

 まず診断を行う整形外科医では、徳島大学にて30年野球肘に携わり、何万件といった野球肘を診察し野球肘の病態を解明してきた東京厚生年金病院の柏口先生による肘内側部障害について、レントゲンやMRIでの見方に対するとても熱い講義が行われました。

 次に治療を行う理学療法士では、プロ野球の球団で3年間理学療法士として携わったという経歴があり、現在は大学の授業と中部大学野球部にて活動している中部大学の宮下先生による、投球障害に対しての現場にそくした理学療法的アプローチ方法の講義が行われました。

 最後に現場でトレーナーでは社会人野球、大学野球にてトレーナーを行い、何人ものプロ野球選手を育ててきたトレーナーの能勢氏による現場での投球障害への対応と3者(医師、理学療法士、トレーナーあるいは監督、コーチ)の連携の必要性を訴える講義が行われました。

 昨今、どの立場でも1人で選手をサポートしていく事は難しいことだと考えます。自分の立ち位置を考え、他職種と連係を図り選手の復帰をサポートし、満足したプレーを行ってもらうよう精神的、身体的な配慮が必要だと考えます。野球においては投球禁止の期間が長ければ長いほど選手のモチベーションは下がり、復帰への負の連鎖が生じます。そのために我々医療機関に必要なことと言えば、医師による的確な診断が求められ、それに応じた理学療法士などによる全人的な(大げさかもしれませんが・・・)対応が必要ではないかと考えます。

 特に小中学生では怪我に対する意識が乏しく、自己判断が難しいと思われます。そのため、保護者やチームのスタッフが目を配り、怪我に対しての予防策をたてたり、怪我をしてしまった場合には先の不安を軽減してあげる気遣いをすることが重要なことだと思います。


 特に、学生に至っては限られた期間の中でスポーツを行っているため、できるだけ最短かつ安全(再発しないよう)に現場復帰が出来るように心掛けています。 
 このようなサポートを行っていくためには、現場でのチーム内事情や怪我をしている選手の立場(監督やコーチ、あるいは他の選手からの)に配慮して接することが重要なことではないかと思います


 私は去年より中学生の野球のクラブチームに入らせてもらいました。役割はコーチ兼トレーナーといったところでしょうか。トレーナー的な働きも任されていますが、練習中のノックや試合中の選手起用法など全般的に仕事を担っています。もちろん、選手達からの痛みなどについての相談もあります。その時には、トレーナー(理学療法士)として選手達と接しています。その中で何が1番大切かと考えた時、やはり「信頼関係」だと感じています。チームではまわりの選手が仲間であり、また良きライバルです。選手は、自分の怪我を同じ仲間や監督コーチには知られたくないこともあります。したがって、選手ひとりひとりの立場を考えて接することが大切なことではないかと思います

このような経験を生かし、病院でも治療にあたっていきたいと思います
医療と現場の両方の立場で活動していると色々と考えさせられます・・・。クリニック エビ蔵でした
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2011.02.21 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top